
L Message(エルメ)の料金プランは2種類あるみたいだけど、自分に合うプランがどちらか教えてほしい!
今回はこういった要望に答えます。
LINE拡張ツールのL Message(エルメ)には、無料のフリープランと、有料のスタンダードプランの2つがあります。
それぞれどう違うのか、そしてどちらのプランがおすすめなのか解説します。
L Message(エルメ)の料金プランの仕組み

L Message(エルメ)の料金プランで押さえるべきポイントは以下の通りです。
- 料金プランはフリープランとスタンダードプランの2種類
- 年間一括払いで10%OFFになる
- 月額料金以外に費用は一切発生しない
- スタンダードプランの支払いはクレジットカードのみ
- スタンダードプランからフリープランへの移行は不可
- LINE公式アカウントの料金は別途支払いが必要
順番に解説していきます。
料金プランはフリープランとスタンダードプランの2種類
料金プランはフリープランとスタンダードプランの2種類です。
フリープラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 10,780円(税込) |
解約手数料 | 無料 | 無料 |
最低利用期間 | 特になし | 特になし |
月間配信数 | 1,000通 | 無制限 |

フリープランは1,000通まで完全に無料ですね!
L Message(エルメ)は好きなときに始められて、好きなときに解約ができるのが特徴。
最低利用期間については、他のLINE拡張ツールだと最低3ヶ月の利用が必須の場合がありますが、L Message(エルメ)は特に条件がありません。
個人事業主や中小企業で、これからLINE公式アカウントを本格的に運用したい方にとっては、とても良心的な価格設定といえるでしょう。
年間一括払いで10%OFFになる
L Message(エルメ)のスタンダードプランは1年分の料金を一括で支払うことで、実質10%OFFの9,702円/月で利用できます。
LINE公式アカウントで確実に効果が見込める場合は、一括支払いもアリでしょう。
月額料金以外に費用は一切発生しない
月額料金以外には費用は発生しません。
L Message(エルメ)にはStripeと連携した決済機能がありますが、手数料はStripe側の3.6%のみ。
メッセージをどれだけ送ろうが、リッチメニューをどれだけ作っても、最大でも10,780円までしか費用が発生しません。
スタンダードプランの支払いはクレジットカードのみ
月額料金の支払いで利用できるのはクレジットカードのみです。
カードのブランドは、VISA、MasterCard、JCB、AMEXに対応しています。
銀行振込には対応していません。
スタンダードプランからフリープランへの移行は不可
L Message(エルメ)は一度スタンダードプランに加入すると、後でフリープランへ変更することができません。
アカウントを削除するしかなくなります。
よって、フリープランからスタンダードプランにアップグレードする際は慎重に。
LINE公式アカウントの料金は別途支払いが必要
「L Message(エルメ)」と「LINE公式アカウント」は異なるサービスです。
L Message(エルメ)はLINEのAPIを利用したサードパーティー製のツール。
よって、利用料金もそれぞれ支払う必要があります。
L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>>L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの違いは?【比較】
料金プランによる機能の違いを紹介!アップグレードすべき人とは

続いてL Message(エルメ)の料金プランによる機能の違いを紹介します。
まずは違いを表にまとめましたので、以下をご覧ください。
フリープラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
月間配信数 | 1,000通まで | 無制限 |
登録データコピー | ✕ | 〇 |
独自ドメイン | ✕ | 〇 |
リッチメニュー | 2つまで | 無制限 |
フォーム作成 | 3つまで | 無制限 |
流入アクション | 3つまで | 無制限 |
スタッフ管理 | 管理者+1人まで | 無制限 |
決済機能の商品数 | 単品・継続 それぞれ1つまで | 無制限 |
カレンダー予約 | 予約受付数無制限 カレンダー1つまで コース・予約枠各2つまで | 予約受付数無制限 カレンダー3つまで コース・予約枠無制限 |
登録メディア | 1GBまで | 100GBまで |
押さえるべきポイントだけピックアップして紹介します。
月間配信数
月間配信数が1,000通を超える場合はスタンダードプランへの加入が必要です。
例えば250人の友だちがいて、月に4回のメッセージ配信をする場合、
250人/回×4回/月=1,000通/月
となりますよね。
こんな感じで、自分の場合はどれだけメッセージ配信をするのか算出してみましょう。

絞り込み配信を利用すれば、配信数を抑えられますね!
登録データコピー
登録データコピーはスタンダードプランのみ利用できます。
設定済みのタグやステップ配信、自動返信などを他のエルメアカウントにコピーできる機能ですね。
一旦サブのLINE公式アカウントでL Message(エルメ)をテスト構築し、後で本番アカウントに移行する際に便利。
すでにLINE公式アカウントを本番運用していて、これからL Message(エルメ)を導入する際に嬉しい機能です。
リッチメニュー
スタンダードプランなら無制限でリッチメニューを作成できます。
以下の画像のように、リッチメニューをタブ切替して使いたい場合は、無制限で使えるスタンダードプランを検討しましょう。
>>LINE公式アカウントでリッチメニューのタブ切り替えを行う方法

また、お客様の属性や興味・関心、購買状況によってリッチメニューを切り替える場合にも無制限で使いたいですね。
流入アクション
LINEの友だち追加リンクはどこに設置することを想定していますか?
- 店舗(レジ・テーブル)
- 公式ホームページ(トップページ・特設ページ)
- YouTube
- 友だちからの紹介
- 雑誌やフリーペーパー等
もし4つ以上の流入経路を設定したい場合は、スタンダードプランへ加入しましょう。
>>L Message(エルメ)の流入経路分析を効果的に使うテクニック
決済機能
フリープランでは、単品商品・継続商品をそれぞれ1つしか登録できません。
よって、本格的にLINE内で商品を販売したい場合はスタンダードプランへの加入が必要です。
2021年12月時点では、発送先の指定や複数商品の購入等には対応していないので、あくまで簡易的な決済機能です。

回答フォーム機能で、ある程度は代用できます!
物販や多くの商品を販売したい場合は、Shopifyなどの別のプラットフォームも検討した方が良いでしょう。
>>LINE公式アカウントに決済システムを連携する方法【Stripe】
登録メディア
メディアライブラリはフリープランで1GB、スタンダードプランで100GBまでとなっています。
動画をアップロードしない限りは、フリープランの1GBでも十分です。
フリープランでも動画のアップロードは、YouTubeやVimeoにすれば節約が可能です。
スタンダードプランはどんな人におすすめか
フリープランとスタンダードプランの違いを解説してきましたが、スタンダードプランにすべき人は以下に該当する人だと考えます。
- 月間配信数が1000通以上
結局のところ月間配信数ですね。
月間配信数が1,000通を超えないということは、元々の友だち数が少ないと想定されます。
おしゃれなリッチメニューを用意したり、流入アクションをあれこれ設定したりしたいところですが、まずは友だちを獲得することに注力すべきではないでしょうか。
もちろん友だち数が少なくても月額10,780円をペイできるのであれば、全く問題ありませんが。
まずは無料のフリープランで試してみよう

今回はL Message(エルメ)の料金プランについて深掘りして解説してきました。
スタンダードプランの月額10,780円でメッセージ送信無制限は、業界の中でも最安クラスです。
無料から始めることができるので、まずはフリープランに登録して試してみると良いでしょう。