L Message(エルメ)をわざわざ導入する理由ってなんだろう…
LINE公式アカウントと何が違うのかな?
今回はこういった疑問に答えます。
LINE公式アカウントを管理するツールって色々ありますよね。
どのツールも一見似たような機能がありますし、どれがどう違うのか分かりにくいです。
そこで今回は、LINEの拡張ツール「L Message(エルメ)」と「LINE公式アカウント」の違いを機能と料金の両面から比較して、どちらを選べばいいのかを解説します。
先に結論をお伝えすると、エルメはLINE公式アカウントを置き換えるツールではなく、上に重ねて使う拡張ツールです。そのため導入すると、エルメとLINE公式アカウントの両方に料金が発生します。この前提を押さえたうえで読み進めてください。
>>L Message(エルメ)とは?基本機能や料金、注意点や評判を紹介
L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの関係性
「エルメとLINE公式アカウント、どちらを使えばいいのか」と迷っている方がいますが、この2つはどちらか一方を選ぶものではありません。
比較を始める前に、まずは両者の立ち位置を整理しておきましょう。ここを取り違えたまま検討を進めると、料金の見積もりも機能の判断もズレてしまいます。
- LINE公式アカウント…LINEが提供する土台。これが無いと何も始まらない
- L Message(エルメ)…土台の上に乗せて機能を強化する拡張ツール
つまり検討すべきは「どちらを選ぶか」ではなく、「LINE公式アカウント単体で足りるか、エルメを重ねるか」という問いになります。
エルメはLINE公式アカウントの「拡張ツール」
L Message(エルメ)はLINE公式アカウントの拡張ツールであり、LINEが公開しているMessaging APIを活用したサードパーティー製のツールです。
LINE公式アカウントの管理画面ではできない、友だち情報の管理・ステップ配信の細かい設定・予約管理・決済といった機能を、あとから追加するイメージで捉えると分かりやすいです。
LINE公式アカウント単体でも運用は可能ですが、エルメがあるとさらに強化できる、という位置づけになります。
エルメ単体では運用できない|必ずLINE公式アカウントとセットになる
L Message(エルメ)単体では、LINE公式アカウントの運用はできないので注意!
エルメはあくまで拡張ツールなので、LINE公式アカウントを開設していないと接続そのものができません。
エルメを利用する際は、LINE公式アカウントも併せて運用する形になります。
費用についても、エルメとLINE公式アカウントのそれぞれに料金が発生することを覚えておきましょう。具体的な金額は後ほど「料金で比較」の章でまとめています。
>>L Message(エルメ)の連携方法・使い方を画像で解説
Lステップなど他の拡張ツールとの関係
LINE公式アカウントの拡張ツールはエルメだけではありません。代表的なものにLステップがあり、いずれも「LINE公式アカウントの上に重ねて使う」という構造は同じです。
そのため、どのツールを選んでもLINE公式アカウントの料金は別途かかります。違いが出るのは、拡張ツール側の料金・機能・使いやすさの部分です。
「エルメか、他の拡張ツールか」で迷っている方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
>>LステップとL Message(エルメ)を7つの観点で徹底比較
>>L Message(エルメ)を導入するメリット・デメリットを解説
L Message(エルメ)とLINE公式アカウントを「機能」で比較
「LINE公式アカウントにもステップ配信や自動応答があるなら、拡張ツールは要らないのでは?」と考える方は少なくありません。
たしかに名前が同じ機能は多いのですが、実際に使ってみると「使えるけれど条件付き」「設定の細かさが足りない」という差が出てきます。
ここでは、両者の機能を並べて比較していきます。
機能比較表
まずは主要機能を一覧で確認してみましょう。〇は制限なく使える機能、△は使えるものの条件や制限がある機能、✕は非対応の機能です。
| L Message(エルメ) | LINE公式アカウント | |
|---|---|---|
| 友だち見える化 | 〇 | △ (相手からのメッセージが必要) |
| 絞込み配信 | 〇 | △ (ターゲットリーチ数100人以上必要) |
| ステップ配信 | 〇 | △ (タイミングの詳細まで設定できない) |
| リマインド配信 | 〇 | ✕ |
| 自動返信 | 〇 | △ (完全一致のみ・部分一致は不可) |
| 1:1チャット | 〇 | 〇 |
| スマートフォンアプリ | 〇 | 〇 |
| クーポン配布 | 〇 | 〇 |
| ショップカード | 〇 | 〇 |
| コンバージョン測定 | 〇 | 〇 |
| イベント予約管理 | 〇 | ✕ |
| タグ管理 | 〇 | △ (手動タグ付け) |
| 複数リッチメニュー | 〇 | ✕ |
| 流入経路分析 | 〇 | △(流入時のアクション設定は不可) |
| 決済機能 | 〇 | ✕ |
| レッスン予約機能 | 〇 | ✕ |
| サロン・面談予約機能 | 〇 | ✕ |
こうして表にしてみると、差は歴然ですね!
差が大きいのは「友だちの見える化」「絞り込み配信」「予約・決済」
表の中でも特に差が出るのが、友だちの見える化・絞り込み配信・流入経路分析、そして予約や決済といった機能です。
たとえば絞り込み配信は、LINE公式アカウント側でも属性による絞り込みができますが、そのためにはターゲットリーチ数が100人以上必要で、さらに絞り込んだあとの推計対象ユーザーが50人以上でなければ配信できません(LINEヤフー公式マニュアルより)。
友だちが増え始めたばかりのアカウントでは、そもそも絞り込み配信のスタートラインに立てない、というわけです。エルメであれば、友だち一人ひとりに付けたタグや回答内容をもとに、人数の条件なく絞り込んで配信できます。
これらの機能は、友だち数が増えれば増えるほど、管理や業務の効率化を加速させます。「友だちを増やしたあとに何をするか」まで見据えるなら、拡張ツールの有無が成果を分けると考えてよいでしょう。
2026年に追加されたエルメの新機能
エルメは毎月アップデートが行われており、比較記事を読むときは情報がいつ時点のものかを確認することが大切です。2026年に入ってからも、以下のような機能が追加されました。
- AIサービスとのMCP連携(2026年6月)…MCP接続したAIツール側からエルメのメッセージを作成できる。テキスト・パネル/ボタン・位置情報に対応し、作成したメッセージは下書きとして保存される
- LINE公式アカウント入れ替え機能(2026年6月)…フリープランで1ヶ月間無料で利用でき、他社ツールからの乗り換えがしやすくなった
- 接続設定の刷新(2026年8月)…LINE公式アカウントとの接続方法を、初心者向けの「ステップ設定」と経験者向けの「クイック接続」から選べるようになった
特にMCP連携は、配信文の作成をAIに任せて自分は確認と配信だけを行う、という運用ができるようになるアップデートです。
拡張ツール側は改善が積み重なっていくため、標準機能との差は年々開いていると言えます。
L Message(エルメ)とLINE公式アカウントを「料金」で比較
機能の差は分かったものの、「結局いくらかかるのか」が分からないと判断できませんよね。
冒頭でお伝えしたとおり、エルメを導入するとエルメとLINE公式アカウントの両方に料金が発生します。それぞれの料金プランを確認していきましょう。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントは、月に配信できるメッセージ通数によって3つのプランに分かれています。
| プラン | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 送信不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 送信不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 〜3円/通 |
ここでいう「通数」は、友だち1人に1通送って1通とカウントされます。友だちが100人いる状態で一斉配信を1回行うと100通消費される、という数え方です。
なお、LINEヤフーは2026年10月1日に追加メッセージ料金の改定を予定しています。スタンダードプランで追加メッセージを購入している場合は影響を受けるため、最新の単価は公式サイトで確認してください。
L Message(エルメ)の料金プラン
エルメは3つのプランがあり、初期費用は全プラン無料、契約期間の縛りもありません。
| プラン | 月額(税込) |
|---|---|
| フリープラン | 0円 |
| スタンダードプラン | 10,780円 |
| プロプラン | 33,000円 |
注目したいのは、無料のフリープランが用意されている点です。まずはフリープランで管理画面を触ってみて、必要になったら有料プランへ切り替える、という進め方ができます。
各プランで使える機能の詳細は、以下の記事で解説しています。
>>L Message(エルメ)の各料金プランを比較して徹底解説
実際にかかる月額の目安
両方の料金が発生する、と聞くと身構えてしまいますが、組み合わせ次第では0円から始められます。
代表的な組み合わせを挙げると、以下のようになります。
- エルメ フリープラン + LINE公式アカウント コミュニケーションプラン…月額0円(配信は月200通まで)
- エルメ スタンダードプラン + LINE公式アカウント ライトプラン…月額10,780円(税込)+5,000円(税別)
- エルメ スタンダードプラン + LINE公式アカウント スタンダードプラン…月額10,780円(税込)+15,000円(税別)
LINE公式アカウントは税別表記、エルメは税込表記と税の扱いが異なるため、見積もりを作るときは揃えて計算しましょう。
また、配信通数が増えるほどLINE公式アカウント側のプランを上げる必要が出てきます。コストが増えるのは主にLINE公式アカウント側だと理解しておくと、予算の見通しが立てやすくなります。
LINE公式アカウント単体運用がオススメな人
ここまでの記事を読むと「L Message(エルメ)を入れるべきだな!」と考えがちですが、LINE公式アカウントのみを導入したほうが良いケースもあります。
拡張ツールは「入れれば成果が出る」ものではなく、使いこなして初めて効果が出るものだからです。使わない機能に月額を払い続けるくらいなら、単体運用のほうが合理的です。
- お客様との連絡でチャット機能は頻繁に使うが、友だち情報の管理はいらない
- ステップ配信や絞込み配信、流入経路分析などを使う予定が無い
- LINEの運用コストをなるべく抑えたい
- PCスキルに自信が無い
順番に解説していきます。
お客様との連絡でチャット機能は頻繁に使うが、友だち情報の管理はいらない
お客様と個別にチャットをする場合、L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの課金において、以下のような違いがあります。
- L Message(エルメ)…LINE公式アカウントのメッセージ数として課金対象
- LINE公式アカウント…LINE公式アカウントのメッセージ数として課金対象外
エルメでチャットを使用した場合は課金対象となるので注意です。
LINE公式アカウントの加入プランによって、月間のメッセージ通数が200通、5,000通、30,000通と上限があるので、ご自身の利用状況を把握しておきましょう。
また、お客様からメールアドレス、性別、誕生日などの個人情報を取得して管理する必要が無い場合は、エルメを導入しなくても問題ないかもしれません。
ステップ配信や絞込み配信、流入経路分析などを使う予定が無い
業種によっては、ステップ配信や絞込み配信、流入経路分析などの機能を使わないケースもあることでしょう。
このような場合、L Message(エルメ)を導入してもあまり効果が期待できません。
LINE公式アカウントのみで十分といえます。
LINEの運用コストをなるべく抑えたい
L Message(エルメ)を導入する場合、L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの両方への利用料金が発生します。
なるべくLINEの運用コストを抑えたいのであれば、LINE公式アカウントのみでも良いでしょう。
PCスキルに自信が無い
L Message(エルメ)はLINE公式アカウントに比べると機能が多彩なため、ITツールを扱うのが苦手な方だと使いこなせない可能性があります。
また、L Message(エルメ)を有効活用するためには、公式マニュアルを読みながら、多くの時間を割いて構築する必要があります。
もしL Message(エルメ)を自力で構築できるか不安な方は、無料相談を受け付けておりますので、当サイトに一度お問い合わせください。
L Message(エルメ)+LINE公式アカウントがオススメな人
反対に、LINEを「連絡手段」ではなく「売上をつくる導線」として使いたい場合は、単体運用では手が届かない場面が必ず出てきます。
最後に、L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの両方を導入した方が良い場合を挙げていきます。
- LINE上で教育・販売・フォローを自動化したい
- お客様の行動を分析して次の行動へ繋げたい
- LINE上で商品の決済まで完結させたい
LINE上で教育・販売・フォローを自動化したい
L Message(エルメ)のステップ配信や絞込み配信、リマインド配信などを活用すれば「教育・販売・フォロー」を全て自動化できます。
なかなか忙しくて手が回らない方にとっては、業務の細かな作業を全てL Message(エルメ)が自動で代行してくれるので、とても有難いですよね。
今まで教育・販売・フォローをメルマガで行ってきた方も、圧倒的に開封率が高いLINEに置き換えることができます。
お客様の行動を分析して次の行動へ繋げたい
L Message(エルメ)には流入経路分析や、クロス分析といった分析機能が搭載されています。
例えば店舗やWEBサイトだけでなく、SNSやYouTubeなど様々なメディアから流入させる場合、どの媒体からの流入が多いのか把握が可能。
そして、流入媒体ごとのコンバージョン率も測定できるので、どのメディアを伸ばせば良いのか次の行動へ繋げられます。
LINE上で商品の決済まで完結させたい
L Message(エルメ)を導入していれば、LINE内で商品購入まで完結させることができます。
ただし、エルメの管理画面で商品作成できるのはクレジットカード払いのみ。
口座振替やコンビニ払いには対応していないので注意しましょう。
L Message(エルメ)とLINE公式アカウントの違いに関するよくある質問
最後に、当サイトへのご相談で特に多い質問をまとめました。
- エルメを導入するとLINE公式アカウントの料金は上がりますか?
-
エルメを入れただけでLINE公式アカウントの月額が上がることはありません。ただし、エルメから送るメッセージはLINE公式アカウントのメッセージ通数としてカウントされます。
そのため、ステップ配信やリマインド配信を増やすと通数が伸び、結果としてLINE公式アカウントのプランを上げる必要が出てきます。
特に注意したいのが1:1チャットです。LINE公式アカウントの管理画面から送るチャットは通数にカウントされませんが、エルメから送るチャットはカウント対象になります。
- エルメは無料のまま使い続けられますか?
-
エルメにはフリープランがあり、月額0円のまま使い続けられます。初期費用も無料で、契約期間の縛りもありません。
ただし有料プランと比べると使える機能に制限があります。たとえばチャット履歴のCSVダウンロードは、フリープランでは180日分まで、有料プランでは無制限、といった具合です。
まずはフリープランで管理画面の使い勝手を確かめ、必要な機能が有料プランにしか無いと分かった段階で切り替えるのがおすすめです。
- 今使っている他の拡張ツールからエルメへ乗り換えできますか?
-
可能です。エルメには「LINE公式アカウント入れ替え機能」があり、2026年6月のアップデートでフリープランでも1ヶ月間無料で利用できるようになりました。
また2026年8月には接続設定そのものが刷新され、初心者向けの「ステップ設定」と経験者向けの「クイック接続」を選べるようになっています。
ただし、乗り換えの際は既存の友だち情報やタグの引き継ぎ範囲を事前に確認しておく必要があります。判断に迷う場合は、当サイトの無料相談をご利用ください。
まとめ|L Message(エルメ)を無料お試ししてみよう
今回はL Message(エルメ)とLINE公式アカウントの違いを、機能と料金の両面から比較してきました。
要点を整理すると、次のとおりです。
- エルメはLINE公式アカウントの拡張ツール。単体では使えず、両方に料金が発生する
- 機能面では、友だちの見える化・絞り込み配信・予約・決済で大きな差が出る
- 料金は、エルメのフリープラン+LINE公式アカウントのコミュニケーションプランなら月額0円から始められる
- チャット中心・拡張機能を使わないならLINE公式アカウント単体で十分
L Message(エルメ)はLINE公式アカウントの機能をアップグレードする役割がある一方、人によっては十分に使いこなせない場合もあります。
自分がどういった使い方をするのか、必要な機能は何なのか整理して考えましょう。フリープランがあるので、迷ったら実際に触ってみるのが一番の近道です。
もし、L Message(エルメ)についての疑問点やPC操作に不安がありましたら、D-Focusにお問い合わせくださいませ。



