
LステップとL Message(エルメ)、どちらの拡張ツールが良いのかな?
今回はこういった疑問に答えます。
LINEの拡張ツールとして、おそらく最も話題に上がるのがLステップ。
LステップについてはTwitterやInstagramでも圧倒的に発信者が多く、あなたも気になったのではないでしょうか。
しかし、世の中には数多くのLINE拡張ツールがあります。
その中で、機能とコストパフォーマンス共に優れているものの1つに、L Message(エルメ)が挙げられます。
LステップとL Message(エルメ)はどう違うのか。
「機能」「価格」「使いやすさ・サポート」といった、様々な視点から解説していきます。
>>L Message(エルメ)とは?基本機能や料金、注意点や評判を紹介機能で比較してみる

まずはLステップとL Message(エルメ)を機能で比較していきます。
以下に一覧表でまとめてみました。
Lステップ- スタートプラン | Lステップ- スタンダードプラン | Lステップ- プロプラン | エルメ- フリープラン | エルメ- スタンダードプラン | |
---|---|---|---|---|---|
1:1チャット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
個別トーク | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
シナリオ配信 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
一斉配信 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
キーワード応答 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
テンプレート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
回答フォーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇(3つまで) | 〇 |
リマインダ配信 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
タグ管理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
友だち情報欄管理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタム検索管理 | 〇 | 〇 | 〇 | – | – |
アクション管理 | △ | △ | 〇 | – | – |
データ移行 | 〇 | 〇 | 〇 | – | 〇 |
URLクリック測定 | – | 〇 | 〇 | – | – |
コンバージョン | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
サイトスクリプト | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リッチメニュー | – | 〇 | 〇 | 〇(2つまで) | 〇 |
クロス分析 | – | – | 〇 | – | – |
流入経路分析 | – | – | 〇 | 〇(3つまで) | 〇 |
スタッフ権限設定 | – | – | 〇 | 〇(2名まで) | 〇 |
アフィリエイト センター | – | – | – | 〇 | 〇 |
独自ドメイン | – | – | – | – | 〇 |
イベント予約管理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カレンダー予約管理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
決済機能 | – | – | – | △ | 〇 |
各ツールでの注目機能をピックアップして紹介します。
- カスタム検索管理(Lステップのみ)
- 決済機能(エルメのみ)
カスタム検索管理(Lステップのみ)
カスタム検索管理は、セグメント配信をするときに便利な機能です。
複数のタグ条件で絞り込んで一斉配信をしたいときに、あらかじめ作成したグループを元に送信できる機能です。
ブログでの説明では分かりにくいかと思いますので、詳しくは以下の動画を参考にしてください。
決済機能(エルメのみ)
L Message(エルメ)の決済機能は2021年10月に実装されたばかりの機能で、LINE内で商品を購入してもらうことができます。
決済方法はStripeで、手数料はたったの3.6%のみ。
手数料3.6%なので、L Message(エルメ)へのシステム利用料は0円で、Stripe側だけに支払うことになります。

L Message(エルメ)でシステム利用料がかからないのは良心的!
1回決済のみの商品購入はもちろん、サブスク型の決済にも対応しているので、オンラインサロンやオンラインスクールにも最適ではないでしょうか。
さらに決済が完了した人には、決済後の案内も自動でLINE配信できるので、商品購入後の手順の説明もしやすいことでしょう。
※Lステップでも、ホームページ経由で決済を連携させることが可能です。
価格で比較してみる

次にLステップとL Message(エルメ)を価格で比較してみましょう。
Lステップの価格表は以下になります。
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
---|---|---|---|
初月料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額(税込) | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | 1,000通まで | 15,000通まで | 45,000通まで |
月間配信数が多ければ多いほど、料金が高くなっていきます。
プロプランを1年間利用した場合、32,780円/月×12ヶ月/年=393,360円/年の費用が発生します。
続いてL Message(エルメ)を見ていきましょう。
フリープラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
初月料金 | 無料 | 無料 |
月額(税込) | 無料 | 10,780円 |
月間配信数 | 1,000通まで | 無制限 |

価格は圧倒的にL Message(エルメ)が優位!
L Message(エルメ)は月額無料のプランがあり、しかも主要な機能はそれほど制限されていないので、価格面では大きく有利です。
スタンダードプランを1年間利用した場合、10,780円/月×12ヶ月/年=129,360円/年です。
つまり、LステップのプロプランとL Message(エルメ)のスタンダードプランでは、L Message(エルメ)のほうが年間264,000円もコストを抑えられます。
L Message(エルメ)は、「まずはLINE公式アカウントを小規模から始めたい」「月間配信数を気にせずに使いたい」という、どちらのニーズにも応えられるような料金体系となっています。
使いやすさ・サポートで比較してみる

機能や価格だけでなく、システムの使い勝手やマニュアルの充実度、サポート体制なども重要な指標です。
「管理画面の使いやすさ」「マニュアルの充実度」「サポート体制」の3つの視点から比較してみましょう。
管理画面の使いやすさ
管理画面の使いやすさについては、LステップもL Message(エルメ)も直感的に操作できることでしょう。
PCが得意な人であれば、マニュアルを読まなくても、ある程度は構築ができそうです。
しかし、L Message(エルメ)については、元々システム開発をやっていた筆者からすると、細かい挙動で「ここは修正すべきでは?」と思える部分があったりします。
ですが毎月のように機能を改善していて、どんどん使いやすくなっているので、その点は安心して良いでしょう。
マニュアルの充実度
LステップもL Message(エルメ)も非常に充実しているといえます。
WEBサイトはもちろん、YouTube上にもマニュアル動画が多数アップロードされているので、実際の画面を見ながら学ぶことができます。
参考までにそれぞれのYouTubeチャンネルを以下に紹介します。
- Lステップ … LINE公式アカウントチャンネル
- L Message(エルメ) … エルメLINE公式アカウント攻略チャンネル
サポート体制
サポート体制については以下のようになっています。
Lステップ | L Message(エルメ) | |
---|---|---|
導入後 スポットコンサル | 1回無料 | ✕ |
チャット | 〇 | 〇 (LINEで) |
電話での問い合わせ | 〇 | ✕ |
Lステップの導入後スポットコンサルは、どのプランを選んでも1回60分無料がついています。
2回目以降は11,000円/60分となっているので、質問事項は事前にしっかりと準備しておきたいですね。

貴重なコンサルなので、反応率や成果が上がるポイントを聞くのがオススメ!
一方、L Message(エルメ)はLINE公式アカウント上でのチャットになりますが、かなり迅速に対応してもらえる印象です。
もし改善点があれば、L Message(エルメ)のLINE公式アカウントから連絡してみてください。
翌月にはアップデート対応してもらえることがあります。
LステップとL Message(エルメ)、オススメはどっち?

ここまで、LステップとL Message(エルメ)の違いを、 「機能」「価格」「使いやすさ・サポート」 の面から解説してきました。
今回の記事で紹介しきれなかった細かな違いもまだまだあります。
情報のグループ分けやタグ管理については、現状Lステップのほうが優位といえるでしょう。
しかし、L Message(エルメ)も毎月のアップデートで改善しているので、その差も縮まってきています。
以上を踏まえて、筆者のオススメは以下の通りです。
- セグメント配信で大勢の人に送る機会が多い
- コンサルをはじめとした、様々なサポートを受けたい
- LINE公式アカウントにかかる費用をなるべく抑えたい
- LINE内での決済機能に魅力を感じる
- サポートはチャットがあれば十分
どちらも一長一短がありますね。
最近はSNSを見ていると、まるで「Lステップ一択!」みたいな風潮がある気がします。
しかし、L Message(エルメ)も決済機能が搭載されていてコストパフォーマンスに優れるなど、Lステップよりも評価できる部分が数多くあります。
今後も両者の動向に注目していきたいですね。