【第2回】静止画と動画の違い、動画で伝える5つのメリット

 

静止画と動画は、どうやって使い分けると効果が出るのかな?

今回はこういった疑問に答えます。

これから動画の導入を検討するにあたって、「テキスト&静止画とどう違うのか?」「本当に動画で効果が出るのか?」

なんて気になりませんか?

静止画に比べてコストの高い動画をわざわざ導入して、全然効果が見込めないなんてことは絶対に避けたいですからね。

そこで今回は、静止画と動画の特徴を押さえつつ、動画の活かし方を解説していきます。

目次

静止画を使うメリット

メリット

まずは静止画のメリットについて、順に解説していきます。

  • 静止画を見た人全員に、等しく情報を伝えられる
  • キャッチコピーなど、短い訴求と相性が良い
  • 低コストで利用できる

静止画を見た人全員に、等しく情報を伝えられる

動画はターゲットの再生時間によって伝えられる情報量が異なるのに対し、静止画は瞬間的に全ての情報を等しく相手に伝えることが可能です。

静止画は決して情報量が多いとはいえませんが、必要最低限の情報を確実に伝えられます。

キャッチコピーなど、短い訴求と相性が良い

キャッチコピー

静止画は必要最低限の情報を伝えるのに適しているので、短い訴求との相性も良いです。

動画内でキャッチコピーを伝えても、あくまで動画全体から見ればほんの一部の情報でしかありません。

よって、動画ではキャッチコピーで視聴者に与える印象が薄くなりがち。

それに対し、静止画はターゲットにそもそも最低限の情報しか与えないので、キャッチコピーへの印象が強まります。

低コストで利用できる

静止画は動画に比べれて低コストで作成できます。

動画の場合は、企画・機材の準備・撮影・編集のそれぞれのフェーズで多大なコストが生じます。

静止画なら動画に比べて低コストで作成できるため、もし後々変更を加える際の追加コストも抑えることが可能です。

動画を使うメリット

動画

次に動画を使うメリットについて、順に解説していきます。

  • 圧倒的な情報量を伝えられる
  • 記憶に残りやすい
  • リアル感を伝えやすい
  • ターゲットとの信頼関係を築きやすい
  • 様々な媒体に横展開しやすい

圧倒的な情報量を伝えられる

動画であれば、時間軸を用いて圧倒的な情報を伝えることができます。

一度再生してしまえば、放っておいても次々と情報が流れますよね。

よって、再生が続く限り、相手に膨大な量の情報を伝えられます。

その反面、再生時間によって相手に伝えられる情報量にバラつきが発生する点に注意。

ターゲットが途中で再生をストップしないよう、序盤で興味を惹きつけ、構成・演出に工夫を凝らすことが必須です。

記憶に残りやすい

動画は視覚と聴覚の両方に訴求するため、記憶に残りやすいです。

心理学で使われるメラビアンの法則によると、コミュニケーションをとるときに、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%によって印象が決まるとのこと。

動画なら視覚だけでなく聴覚にも訴求できるため、3つの要素をすべてカバーしており、よりターゲットの印象に残りやすくなります。

そのため動画は、静止画+テキストに比べて情報量が5000倍もあるとされています。

よって、静止画に比べて遥かに記憶に残りやすいのです。

リアル感を伝えやすい

ジュワーっと音を立てて肉汁が溢れ出すステーキ、静かだけど吸引力の強い掃除機、美しい音色を奏でるバイオリンなどを、頭に思い浮かべてみてください。

だれもが映像と音を同時にイメージするのではないでしょうか。

もし静止画だったら、「ジュワーっとした音」や「肉汁が溢れ出す様子」などを正確に伝えられません。

視覚と聴覚の両方に訴求できる動画は、静止画に比べてよりリアルに伝えることができます。

ターゲットとの信頼関係を築きやすい

触れる回数が多いほど、相手に好感を抱きやすくなる作用をザイオンス効果(単純接触効果)といいます。

動画は時間軸で情報を伝え、ターゲットとの接触時間を増やすことができるため、ザイオンス効果が非常に有効です。

例えば選挙において、主張の内容に関わらず、有名人が多くの票を集めることがありますよね。

それも、日頃からテレビや雑誌で接触するザイオンス効果によって、有権者に好感や安心感を生み出した結果だといえるでしょう。

様々な媒体に横展開しやすい

動画は一度作ってしまえば、様々な媒体に再利用できます。

  • WEBサイト、ブログ
  • LP(ランディングページ)
  • YouTube
  • SNS(Facebook,Instagram,Twitter、Tiktokなど)

静止画に比べて動画の制作コストは高いです。

しかし、汎用性の高さを考慮すると、動画は意外とコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか。

静止画と動画を使い分けよう

静止画と動画の特徴をそれぞれ解説してきました。

動画は静止画に比べて遥かに情報量が多く、心理学的にも人を惹きつける力があることを理解して頂けたのではないでしょうか。

「短い訴求が刺さりやすい静止画」と「圧倒的な情報量で人を惹きつけやすい動画」を上手に使い分けていきたいですね。

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