LINEでECサイトを構築できるAtouch(アタッチ)というツールってどうなの?
今回はこういった疑問に答えます。
LINEの拡張ツールAtouch(アタッチ)は、
- 初めてネットショップを運営したい
- 既にECを展開中で、新たな販売チャネルを作りたい
- ネット決済を低コストで導入したい
といった方をターゲットとしたシステムです。
当記事では、Atouch(アタッチ)の機能、料金などを解説!
Atouch(アタッチ)とは?
Atouch(アタッチ)とは、LINE公式アカウント内に決済機能とカート機能を備えた、ECショップ作成サービスです。
プログラミングなど高度な専門的知識が不要で、誰でも簡単にネットショップを作れます。
Atouch(アタッチ)を提供しているのはIRISデータラボ株式会社。
主にLINEを活用したSaaSツールの導入支援をしている会社で、Atouch以外にも自宅学習コンテンツを作れるツールや、データベース情報の連携ツールなども提供しています。
Atouch(アタッチ)の機能
Atouch(アタッチ)の主な機能は以下の通り。
- 商品管理
- 販売機能
- 販売管理
- 販促機能
- セグメント
順番に解説していきます。
商品管理
商品管理機能では以下が行えます。
- アイテム画像複数枚登録
- アイテムデータ一括DL
- アイテムデータ一括登録・編集
- アイテムバリエーション機能
- アイテム表示回数
「アイテム画像複数枚登録」では以下のように表示できます。
商品画像が横に並べて表示されるだけでなく、タップすると大きな画像で見れるのが嬉しいポイント。
多くの商品を1個ずつ登録していくのは面倒ですが、「アイテムデータ一括登録・編集」ができるなら、他ECサイトのデータの移行が簡単ですね!
「アイテム表示回数」では、アイテムごとにLINE上で表示された回数を確認できます。
どの商品が人気なのか、表示回数に対してどれだけの購入数があるのか、分析に用いることができます。
販売機能
販売機能では以下が行えます。
- 配送なしアイテム作成
- アイテム表示切替
- 通知設定(LINE、CW、Slack)
「配送なしアイテム作成」では購入時にユーザーは送り先住所の登録が不要になります。
よって、無形商材の販売や店舗受け取り商品の設定も可能。
アイテムの表示は柔軟に切り替えられます。
通知はLINEだけでなく、ChatworkやSlackにも対応。
お客様が商品を購入した際に、好きなツールに通知が送れるので気づきやすいことでしょう。
販売管理
販売機能でできることは以下の通り。
- 在庫管理
- オーダー管理
- 出荷通知
この辺はECに必須の機能ですね。
「出荷通知」では、送り状番号をお客様に送信することが可能。
よって、お客様はご自身で配送状況の確認ができます。
販促機能
販促機能では以下が行えます。
- クイックURL
- クイックタグ
- 流入経路
- プロモーション機能
- カスタムメッセージ
「流入経路」では、店頭・イベント・チラシなど、流入元ごとに自動でタグ付けやアイテム送信ができます。
タグ付けすれば、後々メッセージ送信する際に、特定のお客様だけにメッセージを送れて便利。
「プロモーション機能」では過去の購入アイテムや閲覧アイテムを指定しての絞込み配信も可能。
過去に商品を購入してくれたお客様に、さらに追加でオススメ商品を提案するのに活用しましょう。
セグメント
セグメントでできることは以下の通り。
- 友だちリスト
- 友だちセグメント情報表示
- 個別メッセージ送信
- タグ
LINE公式アカウント単体では、やや顧客情報の管理がしづらい部分がありますが、Atouch(アタッチ)を導入しれば解決。
ユーザーの登録情報や閲覧履歴、購入履歴を見れるだけでなく、お客様へAtouch(アタッチ)からメッセージや画像を送信できます。
お客様とのコミュニケーションが図りやすいことでしょう。
Atouch(アタッチ)の料金
Atouch(アタッチ)の料金は以下の通り。(価格は税別)
スタンダードプラン | サブスクプラン | プレミアムプラン | エンタープライズプラン | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | |||
月額費用 (赤字:期間限定) | 別途見積 | |||
サービス利用料 | 3% | 3% | 3% | 別途見積 |
決済手数料 | クレジット:3.25% | |||
商品登録点数 | 100点まで | 100点まで | 1000点まで | 無制限 |
その他機能 | 定期課金システム | 定期課金システム 商品一括アップロード 流入経路分析 | 定期課金システム 商品一括アップロード 流入経路分析 |
サービス利用料とは、1回の注文に対してかかる手数料のことです。
また、トランザクション処理料が1件あたり3円かかります。
今なら、スタートアップキャンペーンとして、月額費用が割引キャンペーン中です。(2024年3月時点)
しかも、契約当月は月額費用が無料!(サービス手数料と決済手数料は別途かかる)
Atouch(アタッチ)を導入するメリット5選
Atouch(アタッチ)を導入すると以下のメリットが考えられます。
- お客様とのコミュニケーションが図りやすい
- 他社との価格競争を避けられる
- ブランディングになる
- 会員ID・パスワードのハードルが無くなる
- 最新情報の告知を届けやすい
順番に解説していきます。
お客様とのコミュニケーションが図りやすい
Atouch(アタッチ)は、LINEを使ってお客様と1:1チャットができるので、楽天市場やAmazonなどよりも、お客様とのコミュニケーションが図りやすくなります。
お客様の細かな要望や変更にも応えやすく、自分のファンになってくれる可能性が高いでしょう。
他社との価格競争を避けられる
モール型のECサイトに出品すると、どうしても他社と価格競争になりがち。
しかし、Atouch(アタッチ)を導入していれば、他社の類似商品に目移りされる心配が無く、自社商品を購入してもらえます。
利益率の向上にも役立つことでしょう。
ブランディングになる
モール型の販売ページでは、商品が前面に出てしまうため、お客様はショップ運営者に興味を持ってもらうことが難しいです。
LINEを活用することで、商品の販売だけでなくホームページやSNSなどにも誘導できて、どんなショップなのか知ってもらいやすくなります。
会員ID・パスワードのハードルが無くなる
自社でECサイトを立ち上げた場合、お客様はサイトのログインIDとパスワードを忘れて離脱しがちです。
Atouch(アタッチ)であれば、ログインIDやパスワードは不要。
画面からの離脱が無くなり、より商品を購入してもらいやすくなります。
最新情報の告知を届けやすい
LINEで最新情報を配信すれば、お客様はほぼ確実にLINEで見てくれます。
しかも、1人ずつタグ付けして絞込み配信まで可能。
性別や年齢、誕生日などを情報管理して、一部のターゲットに絞って告知ができます。
Atouch(アタッチ)利用における注意点
Atouch(アタッチ)の注意点は以下になります。
- 最低契約期間は3ヵ月間
- 決済方法はクレジットカード決済とLINE Pay
- ショップ運営者自身の記載、公開が必須
順番に解説していきます。
最低契約期間は3ヵ月間
Atouch(アタッチ)の最低契約期間は3ヵ月間です。
申込当月は無料で利用できて解約も自由にできますが、初回課金されると、その後3か月分は必ず月額料金を支払う必要があります。
決済方法はクレジットカード決済とLINE Pay
Atouch(アタッチ)で利用できる決済方法はクレジットカード決済(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners)とLINE Payです。
その他の決済方法は使えません。
ショップ運営者自身の記載、公開が必須
これはどのECでも同じですが、特定商取引法と利用規約に基づいて、ショップ運営者は自身の氏名等の情報公開が必須です。
もし誤った情報を記載していると、ショップが非公開にされたり振込申請が停止されるので注意しましょう。
Atouch(アタッチ)を導入する流れ
Atouch(アタッチ)を導入するまでは以下の5ステップ。
- LINEに登録
- お申し込み
- 審査
- ご契約
- アカウント発行
最短で3週間でショップが開設できます。
まとめ
今回はLINE公式アカウントのECに特化したツールAtouch(アタッチ)を解説してきました。
初期費用が無料で、低価格からECサイトを立ち上げられます。
これからECサイトをLINEで展開したい事業者の方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
公式サイトからデモアカウントを触れるようになっているので、まずは試しに操作感をチェックしてみましょう。